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ウェイトスタックマシンに潜むバランサーシャフトの摩擦抵抗問題とは?

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トレーニーの皆さんこんにちは!

突然ですが、ウェイトスタックマシンに存在するバランサーシャフトの摩擦抵抗問題というものをご存じでしょうか?

ウェイトスタックマシンとは、このようなトレーニング機器のことです。

ちなみに、ウェイト(重り)を用いたトレーニング方法には、大まかに2種類の系統があります。

ひとつはいま上げた「 ウェイトスタックマシン」トレーニング。

もう一方は「フリーウェイト」 トレーニング と呼ばれています。

フリーウェイトトレーニングは下のように直接ウェイトを担いだり、持ち上げて筋トレをおこなう方法のことです。

ジムや施設の運動療法などによく用いられるのは、おそらくウェイトスタックマシンの方が一般的かと思います。

フリーウェイトトレーニングは、どうしても転倒や取り落としによるケガのリスクが高く、強度の高い筋トレを行うにはそれなりの知識や技術を要するからです。

バランサーシャフトの摩擦抵抗問題

では本題の「バランサーシャフトの摩擦抵抗問題」についてお話します。

赤枠の下方に積みあがる黒いウェイト(重り)の両端を、メタルポールが2本貫いているのが分かりますでしょうか?

この2本のポールがバランサーシャフトと呼ぶもので、一般的なウェイトスタックマシンはすべからくこの機構を用いています。

そして、ウェイト(重り)はこのバランサーシャフトの範囲で上下動をするのですが、その際シャフトとウェイトが擦れあって生まれる摩擦抵抗こそが本題となる問題です。

この摩擦抵抗により、

おもりを上げる=求心性(短縮性)運動のときに重たくなる
(腕を曲げる・立ち上がる動作など)

おもりを下げる=遠心性(伸張性)運動のときに軽くなる
(曲げた腕を伸ばす・ゆっくりしゃがむ動作など)

という現象が起こるのですが、この問題は筋トレにとってさまざまな障害となります。

※バランサーシャフトには、上下するおもりを暴れさせないためのレールのような役割があります。

1レップの運動強度が下がる

摩擦抵抗問題が引き起こす、最大の障害は「1レップの運動強度が下がる」ということでしょう。

ところで、上にあげた求心性(短縮性)遠心性(伸張性)2種類の運動を比較したとき、どちらがより強い力を発揮できるかご存じでしょうか?

答えは、遠心性(伸張性)運動だと言われています。

さらに、この求心性遠心性それぞれの運動強度を高めるために必要な条件があることはご存じですか?

それは、求心性運動はできるだけ素早くおこなう遠心性運動は途中で負荷が抜けてはいけないということです。

要するに、どちらも運動中に筋肉が休憩するような状況を作り出してはいけないということなのですが、当然のことですね。

しかし、バランサーシャフト機構のトレーニングマシンでは摩擦抵抗問題が存在するため

おもりを上げるときに求心性(短縮性)運動が遅くなる
摩擦抵抗で重さUP

おもりを下げるときに遠心性(伸張性)運動は名目重量より軽くなる
摩擦抵抗で重さDOWN

という状況が生まれ、

摩擦抵抗のせいで「重く・遅く」なる求心性運動を素早くおこなうために負荷を軽くすると、遠心性運動のときの負荷はさらに軽くなり、運動強度が下がります

つまり、1レップの運動強度が低い非効率な筋トレということになります。

さらにおもりの上下で負荷強度の変化する筋トレは、実は正確に管理された運動ではないのかもしれません。

その点フリーウェイト・トレーニングの場合は、持ち上げた重量が摩擦などによる加減の無い、ダイレクトな負荷による効率の良い正確な筋トレと言えるでしょう。

新しいハイブリッド・ウェイトシステム

ここまでの話を振り返りますと、

ウェイトスタックマシンのような安全性や手軽さがありながら
フリーウェイトのように効率が良く、正確なウェイトシステムが欲しい

と思いませんか?

実はそんな都合の良い、新しいウェイトシステムで出来上がったトレーニングマシンがあるんです。

この6台のトレーニングマシンシリーズは、YATAGARASU(ヤタガラス)と言います。

筋肉ドクター小島央inSPORTEC2021

YATAGARASUは、「筋肉ドクター」として有名な 小島央 整形外科医師のトレーニング経験と

運動療法の臨床知見によって生まれた”純”筋トレマシンです

さて、そのウェイトシステムの詳細ですが

YATAGARASUのウェイトシステム

最大の特徴はこの丸い重りと、上下のプーリー(滑車)にベルトでつながった機構です。

当然バランサーシャフトが存在しないので、摩擦抵抗問題はクリアされています。

ウェイトシステムを真横から見ると、こんな感じ。

実際には重りを支えるプーリー(滑車)とベルトの間に摩擦抵抗が存在しますが、この抵抗は上げ・下げ時で一定のため、設定した重量から変化せず求心性・遠心性運動が行えます

またこのプーリーで支えるウェイトシステムは、とても小さな摩擦しか発生しないので、求心性・遠心性運動の切り替えのタイミングで負荷の抜けがなく、よりダイレクトにかかる負荷がまるでフリーウェイトトレーニングのように感じられます。

この新ハイブリッド・ウェイトシステムは、マシントレーニング特有の摩擦抵抗問題を解決し、設定重量から極めて変化の少ない機構を実現しています。

このウェイトシステムでは、求心性・遠心性2つの運動で負荷が一定に保たれているので、素早く行う必要のある求心性(短縮性)運動を妨げず負荷が抜けてはいけない遠心性(伸張性)運動を休む暇なく行うことが可能です。

そして設定重量と体幹重量の齟齬が少ないため、より正確なトレーニング管理にもなります。

YATAGARASU – 筋トレ習慣を変革するマシン –

以上が、ウェイトスタックマシンの抱える摩擦抵抗問題についての説明と、それをクリアした新しいウェイトシステムの紹介でした。

効率の良い高強度な筋トレは、少ない頻度・回数で筋力向上がはかれるので、時間に余裕のない方や体力に不安のある高齢者などにおすすめの方法です。

このYATAGARASUを開発された小島央MDは、つねづね「週1回、30秒」程度の筋トレで、高齢者にも筋力の維持・向上が可能だと言われています。

このあたりについての詳しい説明を聞きたい方は、YATAGARASUのメルマガ会員になっていただくと会員限定の動画コンテンツをご視聴いただけます。

筋肉ドクター小島央inSPORTEC2021

YATAGARASUは、「筋肉ドクター」として有名な 小島央 整形外科医師のトレーニング経験と

運動療法の臨床知見によって生まれた”純”筋トレマシンです

この記事を作成しました

手技療法機器、リハビリ・トレーニング機器の製造販売会社の代表を務める。
手に負った深刻な怪我を、湿潤療法(ウェットドレッシング)という新しい創傷治療法で、小島医師に治癒してもらった経験から関係が深まる。
その後、「筋肉ドクター」から独自の運動療法理論や筋トレに関する薫陶を受け、YATAGARASUの開発・製造のパートナーとなる。
2019年より、WCEM(WORLD CONFERENCE ON EXERCISE MEDICINE:世界運動療法学会)外部委員を務める。